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12月, 2017の投稿を表示しています

ASDの中高校生たちの学習支援

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冬休みに入り,自立の学校には,中高校生が集まってきます。 いつもの平日には顔を会わすことができないメンバーと一緒なので, やや気分も高揚気味の子ども達です。
 今日も,朝のGood&Newから始まりました。 24時間以内の出来事を振り返り,良かったことや新しい発見を共有するワークです。 前向きな思考になり,またみんなから承認の拍手をもらえることで一体感が高まります。 ・年末にスキーに行く計画を立てた ・宿題の工作を仕上げられた ・お母さんにお手伝いを褒められた ・部屋の掃除をしてきれいになった 等々 たくさん自己表現されました。
一方,話している相手に正対する,相づちを打つなど, 社会性の課題も見つかり,次回にお互いモデルを見せ合いたいと思います。
 学習プログラムでは,遂行コントロールへの配慮がポイントになります。 例えば,設定時間,課題量,ルール,手順など,一人一人に応じていきます。 このように実行機能をカバーする方略を持っていたり, それを実行する習慣化を図ったりすることが大切です。
 そのためにも,まずは「計画・動機づけ」。 活動目標と成果に対する報酬など,動機づけを意識したスケジュールを立てていきます。つまり, 「活動に対する構え」を自ら行う習慣です。 少しずつ,自分に適した計画を立てていくことを目指し, 計画-実行-整理のサイクルを繰り返していきます。

実習先での目標設定と自己管理への配慮

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トライフルは,ASD,LD,ADHD,PDDなどの発達障がいのある青年の生涯学習の場です。

 今回は,特別支援学校を卒業したばかりの表出言語の少ないASDのOさんと一緒に,
鎌倉VeryVeryBerry」に実習に行ってきました。

「鎌倉VeryVeryBerryは,ショコラボさんとご一緒させていただき,22〜25日までランドマークタワーのクリスマス催事に出店しています。
工房は,催事直前だったので,大忙しの一週間でした。

 Oさんとは,秋までの活動をとおして,
18才までに仕上がりきらなかった『一人で移動するスキル』を仕上げ,
また,相互交渉を確実に行えるように活動ごとの『表出性のコミュニケーション』の
行動レパートリーを充実させてきました。

 今回の実習は,通勤時間を考慮して,1日4時間の短時間から始めました。
工房の仕事では,包装されたケーキの箱詰め,商品タグの貼付などの
出荷作業を中心に従事しました。

 Oさんが集中して従事できるためのポイントは,
“目標設定数の共有”と“進行状況を自己管理すること”の2点です。
そのオリジナルの仕組みを持ち込んで実習に参加した結果,
役割分担された仕事に対して,一定の成果を残せたようです。

 しっかりと生産活動に従事するために,
私たちは,個々の強さを引き出す配慮事項を捉え,
彼自身が自分のものとして使いこなせることが重要だと感じた実習でした。
明日は,Oさんの仲間が,ランドマークで販売員として立っています。
たくさんお客様に買っていただけますように・・・。

ASDの人たちのキャリア教育

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トライフルは,ASD,LD,ADHDなどの発達障がいのある青年の生涯学習の場です。 週末に,クリスマスや年末ギフトの製造で大忙しだった「鎌倉VeryVeryBerry」に実習参加しました。

 私たちは,キャリア教育を行う上で,
働く意欲(内発的動機づけ)も大切な要素と考えています。

だから,たすくグループでは,職業体験を小学校高学年から行い,
中学生からは実習をベースにしたキャリア教育を行って,
「仕事」に向かう意欲(内発的動機付け)を育てて行きます。 
そして,15才以降は,キャリアファンタジーを描き,やりたい仕事など
実現したい夢から目標へ置き換えて,計画を立てていく段階へ進みます。


 様々な実習先を用意することで自分の可能性を広げ,
 自分にとって必要な力や自ら振り返る力を育てていくことができます。


 工房内でできる仕事は,経験やスキルによって,もちろん差が生じます。
それでも,その中で役割を分担して,
リーダーになったり,フォロワーになったりしながら,
チームの目的を果たしていくように力を合わせることができます。
今週は,納品数が多かったこともあり,かなり気合いを入れた仕事ができていました。



働きたい人を応援する

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先日,ワークステーションかまくらの開設説明会に参加してきました。
市内の就労支援関係者,よこすか障害者就業・生活支援センターなどが多数集まっていました。

 これは,私たちが住んでいる鎌倉で,
働くことを目指して就労支援を受けている方を対象とする事業で,
平成30年4月より開始されます。
 実際に就労支援でトレーニングを受けていても,
実習や一般就労へのチャレンジを継続的に行うことが難しい場合もあります。
そうした場合でも,決して働くことを諦めずに前進する方に,
職務経験を積むことができる機会を創ろうという取り組みです。
 市の非常勤嘱託員として雇用されて,
市庁各課から切り出された業務をワークステーションで遂行する内容であり,
鎌倉市の他に,すでに平塚市で取り組んでいるようです。


 “仕事に就く”ということは、
社会から求められた役割を達成することによって、初めて成り立つことを意味します。
しかし,それを理解することが,難しい場合があります。
それは,理屈だけでなく体験的に理解することが必要だからです。
仕事ができないのではく,役割を達成することを理解できる体験し,
達成したのかどうか振り返る(考える)機会が少ないのです。
これが「キャリア教育の機会を創造するという」TRYFULLの使命です。

役割を果たす・達成する意味を理解して,
生産活動に従事することで,「自分は働いている」ということを
実感していけると思います。

すべての人に挑戦と再挑戦の機会を!
リスクを冒す尊厳を持って,チャレンジを全力応援します。



職場実習に同行してきました

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今週は,お世話になっている企業への職場実習に同行してきました。
 本日の課題は,業務を遂行するために, 取り扱うレディース商品を正しく理解することです。
スタッフの方にも丁寧に教えていただきましたが, 単に商品の特徴を覚えればいいわけではありません。
 知識の丸暗記ではなく, その仕様にすることでどのような着心地になるのか, 体験的に理解することが大切です。
例えば,「ダーツ」が施されることでどうなるのか?, その本数が変わるとどうなるのか?などです。
 その上で,任された業務内容を実行するために, 何を行うか?,なぜ行うか?,いつ行うか?を常に判断していくことを 職場実習の中で重視していきました。
今週の評価改善をいかして,次週の職場実習に臨みます。

自ら気づき学ぼうとする主体性を高める

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トライフルは,青年期の発達障がいのある人たちの就労支援と生涯学習の場です。
 通常学級において,学習面や行動面に対する特別な教育的ニーズのある生徒が約6.5%いると言われています。その児童生徒には,うまく行かない背景にある特性,特徴,性格に応じた学習方法を見つけることが大切だと考えています。
 なぜなら,適切な方法でないと,学習経験がうまく積み上がらず,自己能力意識や自己信頼が低くなってしまうからです。その結果,意欲がないように見えてしまいます。 自己意識がはっきりとしていくる青年期は,まさにその渦中にいます。

 そこで,トライフルでは,障がいの状態や学習スタイルに応じて,2つの学習形態を提供しています。その中で生涯学習として、一人一人に身につけてほしい内容を厳選するカリキュラムを創っています。
 まずは,動機づけを要点として,自ら目標を設定して,学習方法を計画していきます。そして,具体的な活動を遂行できるように,ICTの活用などの工夫を施していくのです。 
 今日は教養を高めるための音読と要約を実行しました。 言語技術力を高めることをとおして,自分が感じたこと,その理由を論理的にまとめられるように取り組みました。