投稿

1月, 2017の投稿を表示しています

体調の変化を知ること

イメージ
 トライフルは,就労支援事業と生涯学習(中学生〜青年)の場です。  今日は個人別学習の様子をご紹介します。 個別のカウンセリングの中で「自分の体調を知ること」を話し合うときがあります。 「どんなときに、”疲れる”と自覚しているか?」 「そのときは”どのような症状や状態”であるか?」 これらの質問をとおして、自分の意見や身近にいる大人の意見をきいて話し合うのです。 自覚されにくいこともありますので、 しっかりと行動観察をして記録に残すことも大切ですね。 今は、インフルエンザが流行っています。 もしかかってしまったら、回復した後でよいので、 初期症状やひどいときの症状など、振り返ってください。 また、どんな治療や栄養補給をしたのかも、確かめる機会にしたいです。 偏食があったり、食欲がなかったりするときの食事は、ひと工夫されているはずです。 自分の健康が崩れたときの症状を知っておくことは、 大崩れするまえに体調管理ができるポイントになります。 本人から要求ができるように、まずは今行っていることをまとめていきましょう。

不器用さと身体の疲れやすさ

イメージ
 トライフルは,就労支援事業と生涯学習(中学生〜青年)の場です。  今日のような寒い日が続くと,身体が縮こまって肩が凝りますね。 デスクワークや立ち仕事が続くと,どうしても首や背中も力が入ってしまいます。  そんなとき,私たちは,何気なくストレッチをしたり, マッサージに通ったりして, 疲れを残さないように身体を休めます。 どうして,適度に,そのような休憩・休息ができるのでしょう? それは,どのような姿勢になっているとか,どの部分が凝っているとか, 自分の身体の使い方のクセや, 疲れた時の症状を知っているからだと思います。 ポイントは,「身体の使い方」と「身体の休め方」を知ることです。  子ども達の場合は,どうでしょうか? 子ども達と一緒に生活をしていると, パソコンで入力や 板書をするときの 姿勢の崩れがあったり, 運動や作業のときに独特な身体の使い方があります。 青年期の職業実習を見ていると, テーブルの部分汚れを落とすときの雑巾の使い方や、 鍋を焦げ付かないようにヘラを鍋底にあてる混ぜ方、 商品を梱包するときの中間姿勢の取り方などで, 機能的な身体の使い方の困難さが目立っています 。 まずは,様々な活動における身体の使い方(不器用さ)をチェックしていきます。 そして,ボトムアップの視点で道具の操作の仕方や身体の使い方を教えたり, トップダウンの視点で手がかりや課題の優先順位を決めたりして取り組んでいきます。 不器用さがあるけど,本人は自分なりに工夫して取り組んでいます。 でも,それが疲れをためることになっているなら,支援していきたいです。

寒い日の服装をどうやって選ぶ?

イメージ
 トライフルは,就労支援事業と生涯学習(中学生〜青年)の場です。 今朝は一段と冷え込みましたね、鎌倉は3度くらいでした。 朝の登校・出勤は、寒くて肩をすくめていたかもしれません。 さて、こんな寒い朝の服装について考えました。 この寒さでしたから、今朝は、セーターなどを 一枚多く 着てお出かけなさったでしょう。 自立生活スキルの中にエチケットや身だしなみの項目があります。 「寒暖に応じた服を選ぶ」という課題は、子どもの頃は家族が支援してくれます。 しかし、大人になると、その判断を自分ですることが必要になります。 今、ご家族が支援しているとすれば、 何を基準にしていらっしゃるでしょう(1) その対応策としての選択肢をどのくらい用意しているでしょう(2) この2点を、個々に応じて構造化して伝え、考えられる土台を整えましょう。 そして、何か一歩だけでもいいから、 自分からやってみるような習慣を作っていきたいです。 寒い一日だから考えられることもあります。 今日のトライフルは、ベリー実習、身体づくり、個別カウンセリング、 宿泊のプログラムが予定されいます。盛りだくさんの週末です。