2017年11月16日木曜日

発達が心配な子どもの就労にむけた支援を考える

 先週末,第4回発達臨床懇話会「発達が心配な子どもの就労にむけた支援とは?
〜青年・成人期の就労支援の実際から考える〜」を開催しました。

 当日は,小学生から高校生のご家族,青年期のご家族,特別支援学校の先生,
その他地域生活の支援者の方々にご参加いただきました。
足を運んでいただいた皆様、ありがとうございました。
      
 さて、当日の様子を少しご紹介します。まず,はじめにコーディネーターを務めた渡邊より, 高校卒業後の進路について,3つの視点で情報共有をしました。

それは,障がいのある方の働き方,不就業者の就職希望,高等部卒業生の進路における
具体的な人数やアンケート結果でした。
就労支援に直接携わっていない参加者の方々にとっては,

就労に対して持っているこれまでのイメージと,実数とのギャップを感じていらっしゃるようでした。

 次に,講師の横須賀障害者就業・生活支援センターの後藤由紀夫氏より,
障害者就労の現状についてお話しいただきました。具体的に,就労したいと思った方が
どのように就職活動を進めるのか,離職した方がどのようなステップで再挑戦していくかを,流れにそって話していただきました。


 その中で,就労に際しての留意点などもいくつかご紹介いただきました。 その中でも
 「自分を理解する」,そして「自分(の特性)をオープンにしていくことが大切である」ということが話されました。そのことが,就労後に企業との調整や就業形態に配慮が生まれるなど,必要なサポートを受けることにつながり、結果として職場への定着度が高くなるコツになります。アセスメントを通して子供を理解し、語れるようにしておくことが、就労に際しても重要なのですね。


 後半のグループ演習では,「ご家族・支援者の本音」として,ワークショップを行いました。就労を目指していく上で不安な点,そして,就業することで期待している点をブレーンライティングによって共有し,ポイントを整理していきました。


 参加したメンバーさんからは、「就労と聞くと漠然と不安に思っていたけれど、話を聞くと、就労の流れやしくみについて何も知らないことがわかった。話を聞けてよかった。」などの声をいただきました。

 不安もあるけど,それを上回る期待が多くあります。子ども達も,ご家族も「働く意欲」を膨らませていけるキャリアファンタジーを描いていこう!と決意を新たにしました。

次回の臨床懇話会にも是非お越しください。スタッフ一同お待ちしております。


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すべての人に挑戦する機会と再挑戦の機会を!
TRYFULL

http://tasuc.com/service/tryfull_lwc/







2017年11月5日日曜日

『自立の学校』を開校します

 
トライフルは,思春期/青年期の発達障がいのある人たちの就労支援と生涯学習の場です。
このたび,軽度の(正確に言うと軽度になった)お子さんのニーズに応え、
「自立の学校」、開校しました。
自習(サポート教員2名)、身体づくり、社会性の学習の三本柱です。
自主通学ができるお子さんを対象にしています。
また低学年の子どもたちも、目標ができたと喜んでくれています。

http://tasucmanabi.blogspot.jp/2017/09/asd_9.html



2017年11月1日水曜日

湘南エリアの発達臨床懇話会,11/11(土)開催

 トライフルは,青年期の発達障がいのある人たちの就労支援と生涯学習の場です。

 11/11(土)発達臨床懇話会を開催いたします。

 トライフルは,鎌倉・湘南エリアを中心とした就労・医療・福祉・教育など,様々な分野の方々を話題提供者としてお迎えする「発達臨床懇話会」の事務局を担当しております。
発達臨床懇話会は,発達臨床に携わる地域の皆様との懇親の場です。

 11月例会は,就労・生活支援の最前線でご活躍されている後藤氏をお招きします。
  発達障がいのある子どもたちは,自分にとっての働く意味を捉えたり,意志決定したりすることに課題があります。
だから,私たちは,13歳~22歳ごろの思春期・青年期の支援を重視したいと考えています。
今回,皆さんと一緒に成人期の就労支援の実際を学び,必要な思春期・青年期の支援を考えましょう。

【テーマ】発達が心配な子どもの就労にむけた支援とは?

     ~青年・成人期の就労支援の実際から考える~
【期 日】平成29年11月11日(土)14:00~16:00
【話題提供者】よこすか障害者就業・生活支援センター  後藤由紀夫 氏
【内 容】話題提供60分,グループワーク45分
【場 所】鎌倉商工会議所(鎌倉市御成町17-29 JR鎌倉駅西口より直進徒歩5分)
【定 員】30名
【参加費】1500円   



【申込先】tryfull@ tasuc.com  コーディネーター:トライフル鎌倉  渡邊 倫



2017年10月31日火曜日

自分の今の気持ちをまとめる

 トライフルは,青年期の発達障がいのある人たちの就労支援と生涯学習の場です。

 発達障がいのある子どもたちは,
自分にとっての働く意味を捉えたり,意志決定したりすることに課題があります。
先週は,意思決定支援をテーマにして,本人とのカウンセリングを繰り返す一週間でした。


 カウンセリングは,まず「どうして自分で決定するの?」と
自己決定の意味を捉えることから始めます。
そして,一人一人の段階に応じて,じっくりと話し合いを進めます。
この結果が,自分を紹介するためのポートフォリオに,どんどん蓄積されていきます。

 意思決定とは,いくつかの選択肢の中から,最も目的にあったものを選ぶことです。
これが,とても難しいところです。本人が実は困っているところです。

そこで,“目的に合ったもの”を選ぶには,いつかのポイントにしています。
 ・自分のやりたいことがある
 ・メリットとデメリットを知っている
 ・選択肢の中で比較する
 ・判断するための条件を定める
 ・他者の意見を参考にして考える  等々

進学や就職などの進路決定は,重大な意思決定の機会です。
だからこそ,自分のやりたいことをしっかり説明でき,
自己決定に基づいて進学・就職できるように,
1つずつ丁寧に言葉を重ねていきたいと思います。

2017年9月23日土曜日

鎌倉ベリーベリーベリーでの職場実習

トライフルは,中高校生以上の青年期の生涯学習の場です。

トライフルに通っている生徒達は,社会化体験を積んでいく段階にいます。
だから,できる限りソーシャルファームでの職場実習に参加しています。

今週は,鎌倉ベリーベリーベリーに参加してきました。

また,10月は,高校生の入学希望者が,現場体験実習にくる季節のため,
トライフルの事業に高校生たちが参加しています。


すると,当然ですが,自然な文脈の中で,
先輩たちが,後輩に仕事内容やポイントを教える場面が生まれます。


・どのような仕事か?
・その目的は何か?
・分担した仕事の結果が何につながるか?
・何を守らなければならないか?
・うまくいくコツは何か?


生徒達は,覚えていて簡単に伝えられる内容もあれば,
自分ではできていても,相手に伝える難しい内容もあります。


今週は,実習だけでなく,在校生にとってもたくさんの学びがありました。

学び合う姿は素晴らしい。








2017年9月9日土曜日

総合的に学びやりたい仕事に就く 〜ASDの青年期支援【募集】

 トライフルは,発達障がいのある青年の生涯学習の場です。

 発達に遅れがあったり,精神的な落ち込みがある人の雇用においては,
働いて離職してしまうなど,職場定着率の低さが以前から課題となっています。
 
豊かな生活を送り,人の役に立つ仕事をし続けるために,
私たちは,日常生活を自らマネジメントする力を付けることが先決だと考えています。

 例えば,睡眠不足による朝寝坊は,遅刻してしまうばかりでなく,
身支度が調わずに不潔な印象を相手に与えてしまったり,
朝食をとれずに体調不良になってしまったりします。
つまり,働き続けるには,生きる力(生活力)が欠かせません。

 また,働く意欲も大切な要素です。
仕事に向かう意欲(内発的動機づけ)は、
発達障がいのある方の療育支援のキーワードです。

 やりたい仕事に就くためにも、
様々な実習先を用意することで自分の可能性を広げ,
自分にとって必要な力や自ら振り返る力を育てて行きたい。
自分のやりたいことを考えたり、そのための経験を積んだりする機会が必要です。

「自分は何がしたいのか?」
「自分にとっての働く意味は何か?」

平成30年度新入生募集を開始しています。
総合的に学び、仕事に就くための特別支援型大学「トライフル」でお待ちしています。


(トライフル渡邊)


2017年8月12日土曜日

自分に適した計画を立てる〜ASDの学習スタイルを重視する

トライフルは,中学生・高校生・18才以上の青年が通う生涯学習の場です。

ニュースを見ると,8月11日(山の日)からお盆休みに入るところが多いようです。
確かに鎌倉市内も,昨日からさらに混み始めた印象です。

実は,トライフルのお盆休みの取り方が,今年変更されました。
昨年までは,一斉に教室を閉めてお盆休みを取っていましたが
今年は初めて「自己申請」をして休暇をとるようにしました。
公休とあわせて長期休暇をとるスケジュール調整するようにしたのです。
スタッフも,通ってくるメンバーも同じです。

だから,月初めに休暇を取ったあるスタッフは,
昨日旅行を終えてお土産を買って帰ってきたり,
逆に,今日から実家に帰省するメンバーがいたりしています。
『自分(や家族)に適した計画を立てる』ということを,
こうした機会からも学んでもらいたいと考えています。

シフト休暇と言うことは,教室は,いつも空いていると言うことになります。
だから,昨日も,今日も,元気に生徒達が通ってきています。
ここでも,まずは『計画を立てる』ことから始めまります。
・目標設定
・ご褒美の設定
・休憩時間の設定
・達成したい内容 等々

簡単そうでとても難しい。
一人一人の気になることや,動機づけのきっかけを理解して,
オリジナルのスケジュール管理を確立していくことが大切だと感じます。
日々繰り返す『計画を立てる』学習をとおして,

お盆休みなどの年間予定の計画を立てることにもつなげていきたいです。