不器用さと身体の疲れやすさ

 トライフルは,就労支援事業と生涯学習(中学生〜青年)の場です。

 今日のような寒い日が続くと,身体が縮こまって肩が凝りますね。
デスクワークや立ち仕事が続くと,どうしても首や背中も力が入ってしまいます。

 そんなとき,私たちは,何気なくストレッチをしたり,
マッサージに通ったりして,疲れを残さないように身体を休めます。

どうして,適度に,そのような休憩・休息ができるのでしょう?
それは,どのような姿勢になっているとか,どの部分が凝っているとか,
自分の身体の使い方のクセや,疲れた時の症状を知っているからだと思います。

ポイントは,「身体の使い方」と「身体の休め方」を知ることです。

 子ども達の場合は,どうでしょうか?
子ども達と一緒に生活をしていると,パソコンで入力や板書をするときの
姿勢の崩れがあったり,運動や作業のときに独特な身体の使い方があります。

青年期の職業実習を見ていると,
テーブルの部分汚れを落とすときの雑巾の使い方や、
鍋を焦げ付かないようにヘラを鍋底にあてる混ぜ方、
商品を梱包するときの中間姿勢の取り方などで,
機能的な身体の使い方の困難さが目立っています

まずは,様々な活動における身体の使い方(不器用さ)をチェックしていきます。
そして,ボトムアップの視点で道具の操作の仕方や身体の使い方を教えたり,
トップダウンの視点で手がかりや課題の優先順位を決めたりして取り組んでいきます。

不器用さがあるけど,本人は自分なりに工夫して取り組んでいます。
でも,それが疲れをためることになっているなら,支援していきたいです。


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