一人一人に応じたスケジュールを携帯する

 トライフルは,就労支援事業と生涯学習の場です。

 私たちは,アセスメントをとおした『理解』を大切にします。そして,構造化を基本とした支援を行っています。環境調整(構造化)は、療育・教育という「挑戦」への体制づくりだから、ASDなどの発達障がいのある人の支援をスタートする者にとって、常に学び続けるテーマです。

 今回は,スケジュールのご紹介です。スケジュールは,いつ,どこで, どんな活動をするのかが理解しやすくなります。スケジュールを使用することで,これからの活動を予測し,心の準備をすることができ,不安や混乱を予防できます。

 トライフルに通う方たちは,小さいときから,実物や写真カードを使って,スモールステップで『スケジュール』を学んできました。とにかく,徹底して個別化してきました。形態もステップアップしていき,今ではiPodのアプリ(http://apps.tasuc.com/schedule/)を使えるようになったことで,一気に携帯しやすくなりました。

 無理のあるスケジュールは続きませんし、本人の理解力と生活ペースを考慮することが欠かせません。他の人に合わせるためのスケジュール出はなく、本人が理解するためのスケジュールであることが重要です。時には,急な変更などに対して,主体的に応じられるようなスキルも必要です。今は,移動中にもそうした練習をしています。



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