安定した生活の基盤となる『家庭』の環境調整

 トライフルは,就労支援事業と生涯学習の場です。発達障がいのある人の支援は、日々の生きづらさや上手くいかない背景にある特性,特徴,性格(学習スタイル)を、アセスメントをとおして理解し、その学習スタイルが活かせる環境調整(構造化)を行うことから始めます。

 環境調整は,職場や学校はもちろん,一人一人の安定した生活の基盤となる『家庭』でも行います。年齢が上がっていくと,活動時間が延びてきたり,実習などの緊張する機会が増えたりします。すると,子ども達はクタクタになってしまい,夕方以降の生活に影響が出てしまうことがあります。

 そこで,帰宅後のコンディション管理を重視して,定期的な環境調整をしていきます。今週の家庭訪問では,『気持ちを休める』『身体を休める』ことに注目して,場所と時間の構造化に関して,家族・本人と一緒に確かめてきました。小さいときから療育を続けてきたお二方は,次のようなことが定着してきました。


 ・自室などのプライベートスペースを活用している

 ・自分の趣味を持っている
 ・週末などに励みにする活動がある
 ・身体を休める方法を持っている,選べる
 ・家庭での役割活動を担っていること(一人の活動と共同作業)
 ・トークンエコノミーシステムが理解されている
 ・1週間,1ヶ月,家族のスケジュールが活用している

継続は力なり。しっかり積み上げていきます。







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