ASDの中高校生たちの学習支援
冬休みに入り,自立の学校には,中高校生が集まってきます。 いつもの平日には顔を会わすことができないメンバーと一緒なので, やや気分も高揚気味の子ども達です。 今日も,朝のGood&Newから始まりました。 24時間以内の出来事を振り返り,良かったことや新しい発見を共有するワークです。 前向きな思考になり,またみんなから承認の拍手をもらえることで一体感が高まります。 ・年末にスキーに行く計画を立てた ・宿題の工作を仕上げられた ・お母さんにお手伝いを褒められた ・部屋の掃除をしてきれいになった 等々 たくさん自己表現されました。 一方,話している相手に正対する,相づちを打つなど, 社会性の課題も見つかり,次回にお互いモデルを見せ合いたいと思います。 学習プログラムでは,遂行コントロールへの配慮がポイントになります。 例えば,設定時間,課題量,ルール,手順など,一人一人に応じていきます。 このように実行機能をカバーする方略を持っていたり, それを実行する習慣化を図ったりすることが大切です。 そのためにも,まずは「計画・動機づけ」。 活動目標と成果に対する報酬など,動機づけを意識したスケジュールを立てていきます。つまり, 「活動に対する構え」を自ら行う習慣です。 少しずつ,自分に適した計画を立てていくことを目指し, 計画-実行-整理のサイクルを繰り返していきます。