自分で判断する習慣
トライフルは,就労支援事業と生涯学習の場です。
将来の自立した生活に向けて,トライフルのご家族からは,次のような青年像があげられました。
・自分のことは,自分でできる青年
・自分の思いを伝えられる青年
・やりたいことに挑戦する青年
・自信をもって生活する青年
これまで療育を積み重ねてきた方々ですから,子ども達は認知面・行動面が整い,
様々な活動に参加することが出来るようになっています。
そして,個性化から社会化への学びを進める段階まで進み,今は,
心と体の発達のバランスをもって,自我の発達をすすめていく段階です。
でも,子ども達は,ある局面では自信が無くて動揺したり,
うまく言えなくて怒ったりすることがあります。他者がそれを支えるシーンが多いことは否めません。行動レパートリーが不足しているので,少ない反応オプションによって対応してくることもあるし,
周囲が過介入になることにもなってしまいます。
心と体の発達のアンバランスさを,他者を支えている場面に遭遇するたび感じる課題です。
トライフルは,今この時期だからこそ,機能的な場面の中で適応行動を増やし,
行動障害が起きないように配慮することを重視している毎日です。
その上で,職業スキル・職業準備スキル・生活スキルの習得を目指しています。
そのキーワードは,『自分で判断する習慣』です。
自分でできることは,完了するまで自分で実行する。
さらには,やるべきかどうか,自分で判断して活動する。
そのために,まず,一人一人の理解する力を把握して,環境調整と学習を重ねます。
そして,自分で判断する機会,やり遂げる機会をあちこちに組み入れていきます。
課題の難易度よりも,自己判断によりやり遂げる経験を積むことを重視して,
自己信頼を高めていこう!
今週の実習でも,1つずつ評価改善を重ねていこう。
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