どんなに障がいが重たくても、ご本人の意思決定を支援する

あの忌まわしい事件から、早くも2年が経ちました。
戦後最大の大量殺人事件といわれ、社会にも大きな影響を与えたこの事件のことを、私は決して忘れません。

「意思疎通のできない障害者はいらない。不幸をつくる存在」
「障害者と意思を通わせることへの限界を感じるようになり、入所者をたたいて言い聞かせることもあった」

植松容疑者のこういった言動を、私たちは受け入れることができません。
TRYFULLは、こういった考え方に対するアンチテーゼとして、
どんなに障がいが重たくても、必ずご本人の意思決定を重視します。



意思決定は、チャレンジドにとって最も重要なスキルと捉えています。
また、意思決定支援において重要なのが、「ポートフォリオ」の作成と活用です。
ポートフォリオとは、「本人や親が作り、自分のことを説明できるツール」のことです。
もともと、「書類を運ぶためのケース」のことを表す言葉だそうです。
個々の書類を別々に扱うのではなく、書類全体をひとつの物として扱うという意味を持っています。
このようにポートフォリオは、完成品をひとつだけ作るのではなく、提示する相手と状況に応じて内容を差し替えいくという「本人主体」の意味合いが根本にあります。

私たちはこういった個別のポートフォリオの作成と活用をすることで、
どんなに障がいが重たくても、ご本人の意思決定を支援するという立場であり続けます。



(文責:TRYFULL 大澤淳一)

ずっと一緒だよ!一貫性と継続性のある支援を!

たすくグループは発達障害の専門家集団です。一人ひとりのお子様に応じて理解し、
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たすくは自閉症,アスペルガー,ADHD,LD(学習障害)など幅広い発達障害の療育に
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