山登りイベントのねらい
学びの基地・C-Baseの松井匠です。
先日、学びの基地・C-Baseで山登りイベントを開催しました。
鎌倉チームは衣張山に、横須賀チームは武山の山登りを行いました。
天気に恵まれて、とても気持ちいいイベントになりました。
お父さんとの参加も多く、父子での良いコミュニケーションの機会にもなったようです。
さて、今回はそのときに使用していた教材や、「がんばりシート」の一部を紹介したいと思います。
・まずは、スケジュール!
三種の神器の一つ、スケジュールです。
このシートは一例です。このスケジュールでは、活動の順番だけではなく、
大きな区切りごとに分けて提示すること、おおよその時間を意識させることをねらいました。
当日はこのスケジュールを使っていた参加者もいましたし、
ここからさらに、個に応じて必要な情報を足したり、不要な情報を減らしたり、
形を変えたりと、それぞれの家庭で工夫がなされていました。
次に、がんばりポイント&評価表です。
これは、活動を始める前に必ずチェックをします。
実行機能の問題に配慮して、必ず何がポイントなのかを確認し、本人に意識させてから取り組みます。
今回も、みんな足の使い方や、歩幅に気をつけていました。
支援者が、どんなところに気をつけてサポートをするのか、子どもにどこを意識させるのか、
意外にふわっとしたまま課題に取り組んでいませんか?
子どもも、大人も必ず実行機能を意識して課題に取り組みましょう。
そして、もう一つ大切なことが、自己評価と他者評価。
必ず、目標をもって取り組み、振り返る。そして必ず、他者の気持ちをぶつけてあげてください。
最初のうちは、適当に書いていても、次第に自分で自分を振り返れるようになってきます。
そして、モニタリングリートです。
写真を参考にしながら、振り返りをします。
また、ここでも他者からのフィードバックが重要となります。
これらの、シートを活用することによって、
自ら取り組む内容を知り、自らポイントに気をつけて取り組み、自ら評価改善を行う
「自己調整学習者」を育てることにつなげていきたいと思っています。
また、今回は山登りの中で、自分で歩いた体験と、所要時間、
また歩いた道と疲労具合を振り返って欲しいと思い、
地図と、チェックポイント、所要時間チェックを入れました。
使い方によっては、いろいろな事が学べるようにシートを作成しています。
しかし、いっぺんに何でもかんでも欲張って取り組まないこともコツです。
シートそのものが嫌になっては元も子もありませんから・・・。
ぜひ、お子さんが取り組むべき課題を絞って、がんばりシートを活用して、
立派な「自己調整学習者」に育てていきましょう。
また、学びの基地・C-Baseでは、普段の運動にもこれらのシートを活用しています。
学びの基地・C-Baseにもぜひご参加ください!お待ちしております。
学びの基地・C-Base 松井 匠
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